Axonモバイルアプリ連携

このガイドでは、ネイティブのAndroidモバイルアプリにAxon SDKを連携させ、アプリのイベントをトラッキングする方法について説明します。

注意

SDK実装はまだベータ版であり、現時点では特定の地域でのみ利用できます。

最新SDKをダウンロード

依存関係の一つとして、Gradle経由でSDKをダウンロードすることができます。 SDKには、minSdkVersion19以降が必要です。

以下のコードをアプリレベルのbuild.gradleファイルに追加します。

Groovy

repositories {
  google()
  mavenCentral()
  ⋮
}
dependencies {
  implementation 'com.applovin:axon-sdk:+'
  ⋮
}

Kotlin

repositories {
  google()
  mavenCentral()
  ⋮
}
dependencies {
  implementation("com.applovin:axon-sdk:+")
  ⋮
}

ProGuardルール

ProGuardを使用する場合、AppLovin Axon SDKに必要なProGuardルールがAAR内でバンドルされているため、プロジェクトにProGuardルールを追加する必要はありません。

ノート

SDKはGoogle広告IDを収集しますが、これにはAndroid広告ID（AAID）モジュールcom.google.android.gms:play-services-ads-identifierが必要です。 詳細については、Google Play開発者サービスの依存関係を参照してください。

SDKを初期化

スタートアップ時にイベントキーを使ってAxonSDKを初期化することで、コアサービスの準備にかけられる時間を最大化できます。 «your-event-key»をお使いのAxonイベントキーに置き換えてください。

Event Keyは、AppLovinダッシュボードのAccount > General > Keysセクションでご確認ください。

Java

import com.applovin.sdk.Axon;

Axon.getInstance().initialize( "«your-event-key»", new Axon.InitializationListener()
{
  @Override
  public void onInitialized()
  {
    ⋮
  }
} );

Kotlin

import com.applovin.sdk.Axon

Axon.getInstance().initialize("«your-event-key»", {
  ⋮
})

ディープリンクを処理

ユーザーが広告をクリックしたときに、インストール済みの場合はアプリをシームレスに開き、そうでない場合はブラウザに遷移するように、ディープリンクを必ず設定してください。ディープリンクを処理するActivity内で、Axon SDKのprocessDeepLink()APIを呼び出し、受信したディープリンクおよび関連メタデータを処理してください。

ノート

AppLovinは、AppLovinから送信されたURLのみを処理します。

Java

@Override
protected void onCreate(@Nullable final Bundle savedInstanceState)
{
  super.onCreate( savedInstanceState );
  ⋮
  processIntent( getIntent() );
}

@Override
protected void onNewIntent(final Intent intent)
{
  super.onNewIntent( intent );
  ⋮
  processIntent( intent );
}

private void processIntent(final Intent intent)
{
  ⋮
  if ( Intent.ACTION_VIEW.equals( intent.getAction() ) )
  {
    final Uri uri = intent.getData();
    if ( uri != null )
    {
      Axon.getInstance().processDeepLink( uri );
    }
  }
}

Kotlin

override fun onCreate(savedInstanceState: Bundle?)
{
  super.onCreate(savedInstanceState)
  ⋮
  processIntent(intent)
}

override fun onNewIntent(intent: Intent?)
{
  super.onNewIntent(intent)
  ⋮
  processIntent(intent)
}

private fun processIntent(intent: Intent?)
{
  ⋮

  if (intent?.action == Intent.ACTION_VIEW)
  {
    intent.data?.let { uri -> Axon.getInstance().processDeepLink(uri) }
  }
}

Axon SDKでイベントをトラッキング

ノート

少なくともpage_view、view_item、add_to_cart、begin_checkout、およびpurchaseイベントを送信してください。 サイトでsign_upまたはloginイベントを使用している場合は、それらも含めてください。

EコマースイベントをAxonに送信するには、次の構文を使用してください。各イベントは、対応するイベントがデータレイヤーで発生したタイミングでトリガーする必要があります。

Java

sdk.getEventService().trackEvent( «event-name», «event-data» );

Kotlin

sdk.eventService.trackEvent(«event-name», «event-data»)

パラメーター

名前	タイプ	説明
event_name	文字列	このイベントの名前。利用可能なイベントについては、Axon Pixelイベントとオブジェクトを参照してください。
event_data	オブジェクト	このイベントのデータ。送信するデータについては、Axon Pixelイベントとオブジェクトを参照してください。注: page_viewでevent_dataを送信する必要はありません。

すべてのイベントにはevent_name引数が必要です。 page_viewを除くイベントには、特定のevent_dataも必須となります。以下にある各イベント固有のセクションをご覧ください。

Axon SDKにデータを送信

event_dataを必要とするイベントごとに、AppLovinはペイロードとなるマップを作成することを推奨しています。 例えば、以下のようになります。

Java

Map<String, Object> parameters = new HashMap<>();
parameters.put( "currency", "USD" );
parameters.put( "value", 99.99 );

List<Map<String, Object>> items = new ArrayList<>();
...
parameters.put( "items", items );
sdk.getEventService().trackEvent( "add_to_cart", parameters );

Kotlin

sdk.eventService.trackEvent("add_to_cart", mapOf(
  "currency" to "USD",
  "value" to 99.99,
  "items" to listOf(
    ⋮
  )
))